フランチャコルタ ノン・ドサート

テクニカルデータ

テイスティング コメント

　
外観はイエロー。風味は熟したリンゴ、若いバナナのフレッシュな感じ。ほのかなミネラル感。
旨みを伴う苦味。非常にドライでありながらも果実由来の豊かな味わい。ほのかな塩味が面白みを添えています。

テクニカル コメント

　ブドウはシャルドネ 100%使用。8月下旬～9月上旬、18～20kgの規格容器に、すべて手摘み収穫。ワイナリー到着後、区画ごとにブドウを分け、選別を経て、ダメージを限りなく抑えながら空気圧により圧搾。搾汁されたブドウジュースは、セレクトされた酵母を加え、第一次発酵でベースワインを作ります。
発酵容器は、ステンレスタンクを使用。熟成は、発酵槽を分けて7ヶ月～8ヶ月間行います。翌年の春に行われる瓶詰め作業で、酵母、蔗糖を加え、ボトルが平行に置かれた状態で瓶内二次発酵が最低30ヶ月行われます。

瓶内二次発酵期間の規定が通常18ヶ月以上に対して、最低 30ヶ月という長期熟成タイプです。澱抜き時に酸化防止剤を加えないため、抜栓後、空気に触れる事により味わいが広がりやすく、一段とふくよかさが増します。澱抜き後はすぐ出荷されます。

また、ドザージュは、加糖がないノン・ドザージュタイプです。このことから、ブドウ本来の自然で素直な風味を味わうことができます。

なお、ボトルの裏ラベルには「酸化防止剤含有」と表記しております。酸化防止剤含有と酸化防止剤無添加についてご説明します。

まず、裏ラベルの表記にある「酸化防止剤含有」についてです。

酸化防止剤の化学表記としては、SO2(亜硫酸塩=二酸化硫黄)となります。
ワイン作りでは発酵の過程で、自然由来のものとして、SO2(亜硫酸塩=二酸化硫黄)が必ず微量発生します。このSO2(亜硫酸塩=二酸化硫黄)が、酸化防止剤と同物質です。

上記のことから、厚生労働省の指導、および、食品衛生法に基づく表記として、輸入ワインの裏ラベルには「酸化防止剤含有」という表記をすることが義務付けられております。

次に「酸化防止剤無添加」についてです。

ワイン作りにおいては、ブドウ果汁やワインの酸化を防止するために搾汁～発酵前の間、発酵後～貯蔵、瓶詰前など、最低1～3回、酸化防止剤を添加する工程がございます。
この工程において、酸化防止剤を無添加としていることから、酸化防止剤無添加と表示しております。