イタリア最高級スパークリングワイン
フランチャコルタ通販専門店 メローネ

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とくやま ゆきよし
スパークリングワインにまだなじみがない場合、「どのようなスパークリングワインを選ぶか」を迷うことが多いのではないでしょうか。

人それぞれ好みがありますし、一緒に楽しむ料理・おつまみによっても変わってくるものです。また、そのときに一緒に飲む人や、どんなシチュエーションで飲むのかによっても変わってくることでしょう。

フランチャコルタ ワイナリー ブレダソーレ

ただ、スパークリングワインの種類も多く、「どれを選べばいいか見当もつかない」という状態で選ぶのはなかなか難しいものです。

そこで「スパークリングワイン」のココに注目をして、
・スパークリングワインの特徴と選び方
・スパークリングワインの年の表記と、楽しみ方
・スパークリングワインとシャンパンの違い
・おすすめのスパークリングワイン8本
を取り上げて解説していきます。

スパークリングワインの特徴と選び方

スパークリングワインとは、「発泡をしている、炭酸の入っているワイン」のことです。
ただ、「泡があれば、そのすべてがスパークリングワインと呼ばれる」というわけではありません。

炭酸ガスの気圧で区分されていて、スパークリングワインは「炭酸ガスの気圧が3気圧以上になっているもの」を指す呼称です。まとめると下記の通りです。

名称気圧
スパークリングワイン3気圧以上
セミスパークリングワイン1~2.5気圧
微発泡ワイン1気圧以下

また非常に若いワインなどの場合は、発泡がみられることもあります。
まずは、下記のような泡の気圧による分類で、選んでみてはいかがでしょうか。

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とくやま ゆきよし
泡をしっかりと楽しみたいと思えば「スパークリングワイン」
穏やかな泡が良いなと思えば「セミスパークリングワイン」
泡は風味程度で良いと思うならば「微発泡ワイン」を選ぶとよいでしょう。

スパークリングワインには数多くの種類があります。

一般的に「スパークリングワイン」というと白のスパークリングワインを思い浮かべがちですが、実際にはロゼのスパークリングワインなどもあります。また一時期は、赤のスパークリングワインも話題に上りました。

赤ワインで使われる黒ブドウで作った赤のスパークリングワインがあります。

ほかのワインがすべてそうであるように、スパークリングワインもそれぞれのワインによって味わいが異なります。

やや甘口のものから、はっきりとした辛口のものまであり、その味わいは千差万別です 。

ただ、初心者が甘口や辛口の味わいを失敗なく選ぶ一つの目安としては、ボトルラベルや説明の表記に手がかりがあります。


詳細は省きますが、

味わい選び方
辛口を選びたいボトルラベルや説明に「Brut」(ブリュット)というワードが含まれているもの
甘口を選びたいボトルラベルや説明に「Sec」(セック)や「Doux」(ドゥー)というキーワードが表記に含まれているもの

を選べばよいでしょう。

写真のボトルラベルには、BRUT の記載がありますね。

これを選べば、辛口の方向性の味わいなんだなというのが分かります。

また、スパークリングワインの持つ特徴として「華やかさ」が挙げられるため、パーティーの席などでよく使われます。

軽い食前酒としての役目を担うことも多く、フレンチ・イタリアンのレストランで楽しむ「最初の1杯」としてスパークリングワインが出されることも非常に多いといえます。

ここでは大きくはとりあげませんが、その美しい見た目やしゅわしゅわぱちぱちとした舌ざわりの面白さもあって、カクテルの材料として使われることもあります。

スパークリングワインの年の表記と選び方

フランチャコルタ ラベル表記

ワインにあまりなじみがない方であっても、「ヴィンテージ(ビンテージともいう。ここでは『ヴィンテージ』の表記に統一)」という表現を耳にしたことがあるかもしれません。

この「ヴィンテージ」は、よく、「貴重な」「重厚感がある」「一品物」のような感覚で理解されます。

ワインにおいては「そのワインをつくるためのブドウが収穫された年」を指す言葉になります。

写真のラベルには、「2011」との表記があり、これは2011年にブドウが収穫された年を意味しています。

なお、年代物のワインなどは、「オールド・ヴィンテージワイン」とされます。

年代物のワインというのを意味しているのですが、ワインにはそれぞれ飲み頃があるので、「古いワイン=おいしい」とまでは言い切れないところもあります。

さてこの「ヴィンテージ」ですが、赤ワインや白ワインなどのスティルワイン(発泡していないワイン)には比較的よくみられます。

ただし、ヴィンテージの表記は義務ではありません。生産者が、一定のルールは守りつつも、任意でつけることができるものです。

ちなみに、「2018(ヴィンテージ)」とする場合は、

割合
チリ75% 以上
EU加盟国85% 以上
アメリカ指定栽培地域表示で 95% 以上

その年のブドウが使われている必要があります。なお日本では、EU加盟国の表記に基づきます。

さてこの「ヴィンテージ表記」ですが、実はシャンパンをはじめとしたスパークリングワインでは、用いられないものがあります。

ヴィンテージ表記がないものを「ノン・ヴィンテージ(NVと略されることもある)」とされます。シャンパンのうちの実に80%が、この「ノン・ヴィンテージ」だとされています。

これには理由があります。
シャンパンがつくられている地域は、ブドウ栽培の北限に近く、もともと寒い地域であることや、天候が安定しにくいため、ブドウの出来も変わってきます。

安定した品質のものを打ち出し続けようするために、一部のワインを保存(リザーブ)しておいて、リザーブしておいたさまざまな年のブドウを合わせてつくる(アッサンブラージュ/ブレンド)することが求められるのです。

ブレンドしたものをノン・ヴィンテージワインといいます。一方で、スパークリングワインのなかでもヴィンテージワインは、ブドウの出来が良かった年などは、ヴィンテージとして生産されますが、これらは総じてノンヴィンテージワインよりも高額な値段がつけられます。

ノン・ヴィンテージは、さまざまな年のブドウを合わせてつくる(アッサンブラージュ/ブレンド)することが求められたので、ワイナリーごとに独自のブレンド技術やスタイルが磨かれてきました。

なので、ノン・ヴィンテージは、ワイナリーの味わいを知るうえで格好のスパークリングワインです。
ノン・ヴィンテージは、ワイナリー自体を知ってもらうための顔役としての側面を持っているため、価格もヴィンテージワインに比べて廉価になっているものが多いです。

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とくやま ゆきよし
ご自分の味わいの好みを見つけるために、いくつかのノン・ヴィンテージ スパークリングワインを選んで試してみるとよいでしょう。

一方で、ヴィンテージのスパークリングワインは、その収穫年の味わいが直接反映されるので、その年とご自分の思い出を重ね合わせながら楽しむという選び方もあります。

スパークリングワインとシャンパンの違い

「スパークリングワイン」を取り上げるときには、よく出る話題として、「スパークリングワインとシャンパン(シャンパーニュ)はどう違うか?」というものがあります。

これについても解説していきます。

まれに「シャンパンはフランスでつくられたものを指し、スパークリングワインはそれ以外の地域でつくられたものを指す」と解説されることがありますが、これは誤りです。

「スパークリングワイン」のなかには「シャンパン」も含まれます。つまり、シャンパンとはスパークリングワインの一種なのです。また、フランスでスパークリングワインにあたる言葉は、ヴァン・ムスー、イタリアではスプマンテ、スペインでは、エスプモーソと呼ばれています。

では、なぜ「シャンパン」という特別な読み方・呼び方がされるのでしょうか。

これには、シャンパンだけが持つ特性が関わってきています。

シャンパンとは、スパークリングワインのなかでも、以下の条件をクリアしたものだけが名乗ることを許されている呼称なのです。


その条件とは、上記1~3に記載しておりますが、フランスのワインの法律であるAOCに定められた

フランスのシャンパーニュ地域で作らなければならないという「産地」や、「度数」「製法」「品種」 などの規定をクリアしていること

です。

つまり、フランスのシャンパーニュ地域でつくられたもの以外のスパークリングワインは、シャンパンと名乗ることはできません。またフランスのシャンパーニュ地域でつくられたものであっても、規定をクリアできなければスパークリングワインと名乗ることはできません。

このような条件があるため、「シャンパンと同じ製法でつくられた(シャンパーニュ地域以外で生まれた)スパークリングワイン」などのような紹介をされるワインも多くみられます(フランスでは、クレマンと呼ばれています)。

また、イタリアでは、フランチャコルタ地域という「産地」で、「度数」や「製法」「品種」などの規定をクリアしているものがフランチャコルタ、スペインも同様の規定をクリアしているものがカバと呼ばれています。

金額面においては、一概に言い切ることはできませんが、総じて「シャンパン以外のスパークリングワイン」よりもシャンパンの方が値段が高くなる傾向にあります。

しかしだからといって、「シャンパン以外のスパークリングワインは、シャンパンに劣る」と言い切ることは決してできません。

シャンパンに分類されるスパークリングワインは非常においしいものも多くみられますが、シャンパン以外のスパークリングワインでも優れた味を持つものは非常に多く、一概に「どちらが上で、どちらが下」という言い方はできないのです。

例えば、下記にはシャンパンとフランチャコルタの違いについて図示していますが、全く別物といっても良いでしょう。

シャンパーニュとフランチャコルタは同じ製法ですが、ブドウを育てる気候・環境が違うため、味わいに違いがでてきます。

なお、「シャンパン以外のスパークリングワイン」は、世界各地でつくられています。

たとえば、同じフランスでもシャンパーニュ地域以外で、同じ製法か異なる製法でつくられるスパークリングワインもありますし、ドイツやスペインでも良質なスパークリングワインが多数つくられています。

今回は良質なスパークリングワインのひとつとして、イタリア最高級スパークリングワインと言われる「フランチャコルタ」をもう少し詳しくご紹介します。

フランチャコルタは、シャンパーニュと同様に、北イタリア・ロンバルディア州ミラノ東部にあるフランチャコルタ地域で、決められたブドウ品種や製法で作られるスパークリングワインのことです。

白ブドウのみでつくられる「フランタコルタ サテン」2種類

まず初めに紹介したいのが、「フランチャコルタ サテン」の2種類です。

白ブドウのみ(ブラン・ド・ブラン)で、5気圧以下で作られます。使用するブドウの規定はよくありますが、フランチャコルタと名乗るいくつか種類のなかで、気圧の規定があることは全世界でも珍しく、「サテン」というカテゴリー名を掲げることができるのは、世界で唯一、フランチャコルタのものだけです。

今回取り上げるほかのスパークリングワインは5気圧~6気圧ですから、これらに比べると、泡が控えめで滑らかなのが特徴です。

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とくやま ゆきよし
フランチャコルタ サテンは、スパークリングワインを飲みなれていない人や、強い炭酸が苦手な人に向いています。

「フランチャコルタには、サテンというカテゴリーがある」というのをちょっと知っておくだけでも、周りからは違いが分かる人と認められるかもしれませんね。

ちなみに今回紹介しているフランチャコルタ サテンは、いずれもシャルドネという白ブドウ100%でつくられているものです。

シャルドネは、その土地の風土の影響を非常によく受けるものであり、同じ「シャルドネ」であってもつくられる土地でまったく異なる風味を持ちます。

このようなこともあり、シャルドネは「品種としての特徴」を解説することがとても難しいものだともいえます。 裏を返せば、シャルドネは、「その風土と作り手の個性をもっとも色濃く反映するブドウ」でもあります。

そのような意味でも、フランチャコルタのワインを初めて飲む……という人にとって非常におすすめの2本だといえるでしょう。イタリアの、ロンバルディアの、フランチャコルタの個性を存分に受け継いだ2本を紹介します。

フランチャコルタ サテン NV カモッシ

フランチャコルタ サテン NV カモッシを語るうえでは、まずは「ドザージュ(ドサージュ、あるいはドザッジュともいう。ここでは『ドザージュ』として解説する)」について知らなければなりません。

スパークリングワインをつくる場合、必ず瓶の中の液体が減ります。

これは、発酵後の果汁から澱を取り除くことで生じる現象です。この減った液体を補う方法として、「ドザージュ」がとられます。リキュールなどを追加することで、目減りした液体分を補充するわけです。

フランチャコルタ サテン NV カモッシの場合、このドザージュの際に、同じ収穫年の白ワインと、その白ワインから作り出した糖分を添加します。このため、非常によく、また自然になじむ味わいのワインをつくりあげることができます。またフランチャコルタ サテン NV カモッシは非常に泡が控えめであり、スパークリングワインを初めて飲む人にも特に飲みやすい味わいに仕上がっています。

調和とバランス感覚に優れたワインであり、デリケートでクリーミーな舌触りを誇ります。白ワインによく感じられる白い花のような可憐な香りを持ち、アンズの香りも感じられる1本です。深く美しい金色の麦の色を持つワインであり、スパークリングワインであることも踏まえれば、非常に華やかなワインだといえるでしょう。繊細でエレガントな味わいを持つフランチャコルタ サテン NV カモッシは、「実にフランチャコルタらしい、実にサテンらしい」と評されることもあります。その出来の良さは、しばしば、「優等生」「フランチャコルタの首席」とたたえられます。

2年以上の時間をかけて熟成されるワインであり、バター焼きなどの濃厚な魚料理と合わせることもできます。また、プリモピアット(プリモ・ピアットとも。パスタやリゾットに代表されるもので、主に炭水化物で構成された皿を指す。イタリアンにおいては、2品目に出されることがよくある)にも合わせやすいスパークリングワインです。

「炭水化物にワインを合わせるのに毎回苦慮している」という人のお悩みを解決できる……という意味でも、非常に「優等生の」ワインといえるでしょう。 値段は9,000円前後と、このラインアップのなかでは少々高価格帯に位置します。

フランチャコルタ サテン

生産者名: カモッシ

辛口のスパークリングワイン。外観はイエロー。アプリコットや白い花の香り。包み込むようなクリーミーな舌触り。調和のとれた骨格と酸味のバランス。
フランチャコルタ通に、サテンのサテンたる一本!と言わしめたほど。
お料理: カルボナーラ、ブールブランソースの料理、パイ包み焼きなど甘みのある料理、貝類の酒蒸し、バター焼きや魚料理。また、ムースやグラタン。

価格: 8,910円(税込) [会員価格あり]

フランチャコルタ サテン NV ラ・トッレ

「スパークリングワインは、軽く飲めるお酒」という認識を持っている人も多いのではないでしょうか。これは一面の真実ではありますが、すべてのスパークリングワインに適用できる言葉でもありません。スパークリングワインのなかには比較的濃厚で、タル香の感じられる少し重めのものもあります。

「フランチャコルタ サテン NV ラ・トッレ」は、そのようなスパークリングワインのうちの一種です。

20%をオーク樽で仕上げているため、オーク樽で仕上げたワインならではのタル香を持ちます。「タル香をメインにする」といえるワインではないものの、ほのかに感じられるタル香が、フランチャコルタ サテン NV ラ・トッレを特別でリッチな味わいに仕立て上げています。出荷までに最低で3年を要するスパークリングワインで、4.5気圧程度のきめ細やかで繊細な泡が楽しめます。

クリーミーで舌ざわりが良いこのフランチャコルタ サテン NV ラ・トッレは、生クリームを使った料理などと非常に相性がよく、食中酒として活躍させることができます。また、テリーヌや蒸し料理とも合わせやすいでしょう。

「サテン」は、繻子織物、とりわけ絹繻子織物を指す言葉であり、美しく、なめらかで、ソフトな生地を意味します。喉にひっかかることなくシルキーに落ちていくフランチャコルタ サテン NV ラ・トッレは、まさに「サテン」のカテゴリー名を象徴する1本だといえます。

「さわやかなスパークリングワインも好きだけれど、食中酒として楽しめるスパークリングワインを探している」という人にとっても、フランチャコルタ サテン NV ラ・トッレは選びやすいでしょう。 価格は7,000円~7,500円です。

フランチャコルタ サテン

生産者: ラ・トッレ

辛口のスパークリングワイン。外観はイエロー。熟した果実、トーストやアーモンド、ヘーゼルナッツの香り。
絹のような滑らかな舌触りが心地良い上品な味わい。
合うお料理: 生クリームを使ったパスタ料理や、テリーヌ、蒸し料理。
塩味のたこ焼き、あっさり系のおでん、カマスの塩焼きカボス添え。

価格: 7,260円(税込) [会員価格あり]

近年注目を浴びている?! ノン・ドザージュ2種類

「フランチャコルタ サテン」のところで「ドザージュ」のことを取り上げました。スパークリングワインはこのドザージュを施して出荷するものが非常に多くなっています。ちなみにこのドザージュは、「門出のリキュール」と呼ばれることもあります。

ドザージュはスパークリングワインに新たな味わいと面白さを付け加えるものであり、古くからの伝統でもあります。しかし近年、この「門出のリキュール」をあえて入れないでつくられたスパークリングワインが出ているのをご存知でしょうか。

それが、「ノン・ドザージュ」です。

ドザージュを行うことによってスパークリングワインの残糖量が増えることになるのですが、ノン・ドザージュの場合は残糖量がぐっと少なくなります。ドザージュの処理を施したスパークリングワインのなかでもっとも多いのは、「1リットルの残糖量が12グラム以下」のものですが、ノン・ドザージュの場合は「1リットルの残糖量が3グラム以下」と、非常に少なくなります。

ノン・ドザージュのスパークリングワインはリキュールなどを入れないため、その性質上、ブドウの味わいがクリアに味わえる仕上がりとなります。ブドウ本来の味が活きたスパークリングワインが出来上がるのがもっとも大きな特徴ですが、同時に、ブドウの質が残酷なほどにクリアに反映される出来上がりとなるともいえます。

このためそれぞれのワイナリーは、自ワイナリーの威信をかけて、ノン・ドザージュのワインを打ち出すことになるわけです。

今回はそんな「特別なワイン」であるノン・ドザージュのスパークリングワインを、イタリアの名門ワイナリーであるフランチャコルタから2品紹介します。

フランチャコルタ ブリュット ノン・ドザート NV サン クリストーフォロ

フランチャコルタで現在注目を浴びている作り手である、「サン クリストーフォロ」によって生み出されているのが、フランチャコルタ ブリュット ノン・ドザート NV サン クリストーフォロです。

サン クリストーフォロは1992年に創業したワイナリーであり、ブルーノ・ドッティとその妻であるクラウディアによってひらかれました。なお現在は、娘であるチェレステがこのワイナリーを運営しています。1年を通して安定した品質のワインをつくり出し続けているワイナリーであり、オーナーの好みで「辛口ワイン」をよく打ち出しています。

フランチャコルタ ブリュット ノン・ドザート NV サン クリストーフォロは、イタリアのスパークリングワインでベスト100に選ばれています。自他ともに認める一級のワインを打ち出すワイナリーです。

フランチャコルタ ブリュット ノン・ドザート NV サン クリストーフォロは、酸化防止剤もリキュールも使わず糖分もつけたさない、自然な味わいを前面に打ち出したスパークリングワインです。熟成を経た果物の香りをまといますが、ほのかに感じられる塩味がフランチャコルタ ブリュット ノン・ドザート NV サン クリストーフォロを個性的なものに仕上げています。キリっとした辛口であり、新鮮さが感じられるワインで、多くのフランチャコルタラバーを魅了しています。

辛口で飲みやすく、どのような料理でも合わせやすいのが特徴です。特に魚料理とは相性が良いといわれています。またイタリアの食卓を語るうえで欠かすことのできないキーアイテムであるパスタやリゾットとの相性も非常に良いとされています。

酸化防止剤を使っていないこともあり、栓を抜いてしばらく置くことで香りがひらきやすくなります。「時間を置いて楽しめるスパークリングワイン」であるフランチャコルタ ブリュット ノン・ドザート NV サン クリストーフォロをお試しください。

フランチャコルタ ブリュット ノン・ドザート

生産者: サン クリストーフォロ

辛口のスパークリングワイン。
合う料理: イタリアン全般。中でもフリット、天ぷら、串揚げなど油を使った料理の相性が良いです。天ぷらは京都や大阪の天ぷら専門店に出されています。

価格: 6,600円(税込) [会員価格あり]

フランチャコルタ ノン ドザッジョ アリケー NV ブレダソーレ

「フランチャコルタ ノン ドザッジョ アリケー NV ブレダソーレ」もまたノン・ドザージュでつくられていますが、シャルドネ100%でつくられるフランチャコルタ ブリュット ノン・ドザート NV サン クリストーフォロとは異なり、こちらはブドウをブレンドしてつくられています。比率は年によって異なりますが、シャルドネとピノ・ビアンコ、そしてピノ・ネーロを合わせて作ります。

フランチャコルタ ノン ドザッジョ アリケー NV ブレダソーレは、ハーブにも似た香りを持つことで知られています。こちらも辛口のスパークリングワインで、食中酒に適しています。

料理を問わずに合わせられるワインですが、あえて料理に合わせるのならば、魚介類が良いでしょう。甲殻類との相性も良く、海の幸と合わせることが推奨されます。

なおフランチャコルタ ノン ドザッジョ アリケー NV ブレダソーレは、もうひとつのフランチャコルタ ブリュット ノン・ドザート NV サン クリストーフォロとほぼ同価格帯に位置しており、6,500円~7,000円程度の値段がつけられることが多いといえます。そのためこの2つの選び分けは、単純に「好み」を基準にすると良いでしょう。

フランチャコルタ ドザッジョゼロ ”アリケー”

生産者: ブレダソーレ

辛口のスパークリングワイン。外観はイエロー。香りはハーブ、ビスケット、きのこのような香り。清々しくスッキリとした味わいにアーモンドのようなコク。
アリケーの名前の由来は、senza liqueur (ノンドサージュ)から。このワイン自身がリキュール代わりとなるぶどうと土壌の豊かさを表現。
合うお料理: エビやカニの甲殻類、魚料理など、どんなお料理にも合います。

価格: 6,710円(税込) [会員価格あり]

美しいロゼスパークリングは、お祝いの席にぴったり

「お祝いの席にふさわしいワイン」は数多くありますが、ロゼのスパークリングワインはそのなかのひとつとして数えられるでしょう。

ロゼワインのみが持つ美しいバラ色と、心を浮き立たせる泡の組み合わせは、見る人の心を浮き立たせずにはいられません。

大切な人と過ごす、大切なお祝いの席にぜひ組み込みたいものでもあります。

今回はそんなロゼのスパークリングワインから、「フランチャコルタ ロゼ NV ラ・トッレ」と「フランチャコルタ ロゼ ピネー NV ブレダソーレ」を取り上げます。

フランチャコルタ ロゼ NV ラ・トッレ

ピンク色のエチケットが配されており、見た目からもロゼであろうことが推測できる「フランチャコルタ ロゼ NV ラ・トッレ」は、人へのプレゼントに向いているワインだといえるでしょう。非常に愛らしい外見を持っているのも、フランチャコルタ ロゼ NV ラ・トッレの特徴です。

フランチャコルタ ロゼ ピネー NV ブレダソーレ同様、ピノ・ネーロ100%でつくられているのがフランチャコルタ ロゼ NV ラ・トッレです。少し橙にも似た美しいピンク色を持つのが特徴です。

フランチャコルタ ロゼ NV ラ・トッレは、「真珠の首飾りのような(ペルラージュ“Perlage”)」泡を持つと形容されることがあります。小さく、輝きを持ち、グラスから立ち上るその姿は、お祝いの席にふさわしい華やかさと愛らしさ、そして気品までを有しているといえます。

後を引くような味わいに仕上がっていますが、野の実のような香りを有しており、さわやかで、酸味が美しく残るワインです。複層的な味わいを持ち、豊かな広がりをみせるのもフランチャコルタ ロゼ NV ラ・トッレの特徴といえるでしょう。

イタリア生まれのフランチャコルタ ロゼ NV ラ・トッレは、特にイタリア料理とよく合います。ソーセージを使って作るサルシッシャや、サラーミ(いわゆる「サラミ」)と好相性です。ちなみに、イタリア生まれのチーズの代表格であるパルミジャーノとも非常によくなじみます。

フランチャコルタ ロゼ

生産者: ラ・トッレ

辛口のロゼスパークリングワイン。オレンジがかったラズベリー色。森の木の実のような香り。さわやかで、後を引く優しい酸味。しっかりした骨格。
合うお料理: サラーメやサルシッチャ、キノコ類を使ったリゾット。パルミジャーナ、羊や仔牛の料理。

価格: 7,810円(税込) [会員価格あり]

フランチャコルタ ロゼ ピネー NV ブレダソーレ

フランチャコルタには数多くの作り手がいますが、そのなかでも、フランチャコルタ ロゼ ピネー NV ブレダソーレをつくりだしているブレダソーレは古くからフランチャコルタを支え続けている作り手だとされています。

ピノ・ネーロ100%で作られるロゼのスパークリングワインは、美しい朝焼けのような色を持つと形容されます。エレガントで、きめが細かく、長持ちする泡が特徴で、果実感のある香りを持ちます。しかしこの果実感のある香りは、時間が経つに従い、やがて香ばしい香りへと変わっていきます。

フルーツの味わいを感じられる優しい味のスパークリングワインですが、基本は辛口です。

熟練の技で作り上げられるフランチャコルタ ロゼ ピネー NV ブレダソーレは、職人によって毎日手動でその出来が確認されています。作り手の丁寧さが感じられる1本だといえるでしょう。 価格は7,000円~7,500円程度です。

フランチャコルタ ロゼ ”ピネー”

生産者: ブレダソーレ

辛口のロゼスパークリングワイン。サクラ色。イチゴの非常にチャーミングな香り。香りは甘く、味わいはドライ。穏やかな酸味で飲み飽きない味わい。
Piné(ピネー)の由来は、使用品種Pinot nero(ピノ・ネーロ)から。セニエ(マセラシオン)方式
合うお料理: 繊細な味つけのお肉料理、魚、エビやカニの甲殻類、天ぷらなど。

価格: 7,150円(税込) [会員価格あり]

グラスつきでお得?! プレゼントに最適な「グラスつきのスパークリングワイン」2種類

最後に紹介したいのが、グラスつきで楽しめる2つのワインです。

これらはプレゼントに最適なもので、父の日のプレゼントや誕生日プレゼントなどにも喜ばれるでしょう。

グラスつきであるにも関わらず、比較的値段も抑えめで、受け取り手側を緊張させないのも魅力だといえます。

お試し フランチャコルタ ブリュット NV グラスセット ブレダソーレ

「お試し フランチャコルタ ブリュット NV グラスセット ブレダソーレ」は、その名前の通り、「お試し」で楽しめるリーズナブルなグラスつきのスパークリングワインです。

本来ならば7,500円近い値段がつけられるところ、5,000円程度で購入できるのが非常に大きな魅力だといえます。

「お試し フランチャコルタ ブリュット NV グラスセット ブレダソーレ」は、ワイン本体である「フランチャコルタ ブリュット NV 750ミリリットル」と、フランチャコルタのミニグラス1脚、そしてカタログがついてきます。

カタログには、フランチャコルタの概要や選び方、相性の良い料理、楽しみ方や飲み方などが記されています。

お試し フランチャコルタ ブリュット NV グラスセット ブレダソーレのグラスは、ブレタゾーレのワイナリーで実際の試飲に使われている推奨グラスであり、フランチャコルタ ブリュット NVを一番おいしく飲めるグラスでもあります。なお、箱は収納ケースとして何度でも使えるオーダーメイドのものです。

ワインは、果実感が豊かに感じられる一本です。優しい味わいを醸し出すのが特徴で、ふくよかな広がりをみせます。

香ばしい香りが特徴で、ワインの香りの形容にしばしば用いられるトーストのような香りが感じられます。 「スパークリングワインは食前酒に向く」としましたが、お試し フランチャコルタ ブリュット NV グラスセットは、その基本を踏まえた1本といえます。穏やかな風味のチーズや、甲殻類と合わせやすいでしょう。

お試し フランチャコルタ ブリュット NV グラスセット

生産者: ブレダソーレ

辛口のスパークリングワイン。外観はイエロー。香りは青リンゴ、若い桃やメロン、小さな白い花のニュアンス。ドライでバランスよくエレガント。
飲みやすく、初めての方におすすめ。
合うお料理: イタリアン全般。特にバーニャカウダなど野菜のメニュー、トリッパなど煮込み料理。フランチャコルタが初めてでも、すぐに楽しめるグラスセットです。

価格: 4,980円(税込・送料込み)

ラ・トッレ フランチャコルタ ブリュット NV グラスセット 750ml [発泡白・フランチャコルタミニグラス付き

これもまた、フランチャコルタブリュットNVグラスセットブレタソーレと同じく、グラスとカタログと750ミリリットルのワインがセットになっているものです。

美しい青色のラベリングが特徴で、外見的にも、初夏~盛夏にお渡しすると喜ばれるでしょう。ワインにおいては、エチケットデザインもひとつの見るべきポイントとなります。

こちらも、特別価格で販売されており、5,500円程度で手に入ります。

前述したフランチャコルタブリュットNVグラスセット ブレタソーレと同じく、トーストしたパンの香りを持ちます。さわやかなかんきつ系の香り、またドライフルーツのような香りも持ちます。発酵を元とする香りが楽しめるのも特徴で、ステンレスタンクでの1次発酵ののち瓶内で19か月の2次発酵、澱を抜いた後に最低4か月の熟成を経てから出荷される、非常に手をかけたワインでもあります。

食前酒として使うことが推奨されるワインですが、デザートにもよく合います。

ワインは、意外なほどに「デザートと合わせること」は難しいものも多いなかで、ラ・トッレ フランチャコルタ ブリュット NV グラスセットはこれとよく調和します。最後の1杯として利用するのも良いでしょう。

フランチャコルタ ブリュット NV グラスセット

生産者: ラ・トッレ

辛口のスパークリングワイン。外観はレモンイエロー。グレープフルーツの皮、青リンゴ、貝殻などのミネラル感。バランス良くニュートラル。シャープな味わい。
合うお料理: 和食全般、カニなど甲殻類の旨み。
和食に合わせる時におすすめの一本。フランチャコルタが初めてでも、すぐに楽しめるグラスセットです。

価格: 5,480円(税込・送料込み)

スパークリングワインには数多くの種類があります。 ぜひいろいろと試してみてくださいね。

この記事を監修した人

とくやま ゆきよし

メローネ 代表
(一社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
WSET Level 3 Certified

大手IT企業に17年在籍。データセンタSEとして、企業システムの移行プロジェクトに携わる。
フランチャコルタの美味しさと魅力に触れ、ワインインポーター メローネを起業。
ワインの国際輸送や保管の品質管理には、厳格な品質基準が求められる精密機器の輸送管理で得た知見を応用。現地の味わいそのままをモットーに、生きる喜びに満たされるワインをお届けしている。