イタリアワイン選びの新基準 スローワインとは?
突然ですが、スローワイン(Slow Wine)ってご存知ですか ?
このワインガイドブックは、スローフード協会が出版しています。
スローワインを選んでいるのはどんな組織?
先ず、スローフードのご紹介ですよね
数年前から、スローフードという言葉は、使われ始めたので、ご存知の方もいらっしゃるでしょうね。
日本でも和・洋・中に問わず、いくつかのお店さんが地元で生産される野菜や、お肉、地元食材を使った加工品、昔から伝えられている製法で作られた加工品を献立に使用して、味は勿論、新たにお客様へのご紹介や提案、そして、絶やさない為に使われています。
正にそのように活動している団体がスローフード協会であり、協会として、絶やしてはならない貴重食材や製法で作られた加工品を認定し、広く知って貰い、一般の人達に、誰が作ったのか分からないものを消費するより、認定された物を通じて、認定されていなくても、健康に育った物を消費しましょうと問い訴えかけています。
さて、最近のガイドブックってレストランにしても、ワインにしても、お店や造り手が何処にあるのかや、価格やメニューの情報だけでなく、星の数や、点数の高さが重要視されがちになっていますよね。僕達にとっては、少し悲しい事のように感じます
点数や星は、参考になるかも知れませんし、星や高得点の評価を得るために死に物狂いのお店さんや生産者さんもいらっしゃいます。
ただ単に、星が付いているから美味しい...点数が高いから美味しい...その死に物狂いで作られた作品より、飲む事がステータス、食べに行った事が自慢になるという事を考えていると、本当に美味しいものには、出会えないし理解できないでしょうね。
他人の付けた点数よりも、自分がどうのようにその作品から感じるかだと思います。
スローワインとは?
このスローワインの選ばれる基準は、その土地や地域で最善の工程により、土壌を活かし、表現されたワインであり、ワインの品質や味わいはもちろん、生産者の仕事の方法や信念が重要視されています。
出典:sbardolinistudiofotografico
その為、選出されているワインは、土着品種の物が多く、除草剤などを使っているワインは、選出されていません。点数ももちろん付けられていません
フランチャコルタは、国際品種の3種類を使う規定があります。ではなぜ、スローワインに選出されているのでしょう。
実際、選出されているフランチャコルタは、補糖をしないノンドザートか、エクストラブリュットまでです。補糖やリザーブワインをしない分、極力土壌を活かしたフランチャコルタを作っているという事になります。重要なポイントは、土壌を活かせているかなのです
メローネで取り扱っているフランチャコルタは、補糖をしない、或は、ほぼしないカンティーナばかりです。
スローワインに選出されるワインは、1,909軒でイタリア国内の総カンティーナは、約38万軒で計算すると0,5%未満です。
選出されているカンティーナの内、メローネ取り扱いのカンティーナは、なんと、3軒!
カモッシ、コルテフジア、そして、サンクリストーフォロです
サンクリストーフォロのパドゼ2011は、そのなかでも、特に土壌を活かし、洗練されたワインに贈られるGrande Vino(グランデ ヴィーノ)に選出されています。
グランデ ヴィーノは、イタリア全土で157本のワインしか選出していません。
スローワインに掲載されているカンティーナは、本当の自然派といえる、ワインの作り手と言えるでしょうね。
この自然派フランチャコルタ達を是非、皆さんに楽しんで頂きたいです!
メローネ取り扱いのスローワインをご購入できます。
一度、ご覧になって下さいね!
→メローネ