二人の新しい門出をお祝いする結婚祝いは、とても大事なものです。
御祝儀と合わせてプレゼントを贈る人もいるでしょうし、少し遠い知り合いなのでプレゼントだけを贈るという人もいるでしょう。 どのような場合でも選びやすいのが、「ワイン」です。
もくじ
結婚祝いにワインを贈ろう! ワインが結婚祝いに向く理由って?
「結婚祝いとしてワインを」という発想は、とてもすてきなものです。
ワインは実は結婚祝いにとても適しているものなのです。 まずはその理由をみていきましょう。
1.値段を調整しやすい
ワインの値段はさまざまです。安いものならば500円程度からありますし、高いものならば100万円を超えます。
「御祝儀と合わせて贈る」「結婚式には呼ばれていないけれど、仕事で少しお付き合いのあった人なので、お返しが不要な範囲内くらいでの贈り物をしたい」など、シチュエーション別に予算に応じて選び分けることができるのです。
プレゼントは「贈られる側」のために選ぶものですが、「贈る側」にとっても選びやすいというメリットがあります。
なお、結婚祝いに選ばれるワインの価格帯の相場は関係性や年齢、「プレゼントと一緒に御祝儀を渡すか否か」で変わってきます。
「友人に対して御祝儀と一緒に渡す」という場合は、5000円程度が相場でしょう。「御祝儀は別に渡すけれど、ほかの友人と一緒にプレゼントも渡したい」と考える場合は、10000円程度のプレゼントを贈るとよいかもしれません。
2.ペアグラスとセットで、などのようにフレキシブルに対応できる
ワインを贈る際には、グラスと一緒に贈るなどの工夫をすることもできます。「ペア」を表すグラスをワインと一緒に贈り、2人で楽しむ時間を……と提案するのも良いでしょう。 高品質のワイングラスを贈ると特に喜ばれます。
3.相手の好みによって選び分けられる
ワインの種類は非常に多いため、相手の好みによって選び分けられるのもメリットです。相手の味の好みによっても選び分けられますし、相手の好みそうなボトルのデザインを選んでもよいでしょう。
結婚祝いに向くワインの候補を考える
「結婚祝いとしても、ワインは愛されていることの理由」を述べてきましたが、ここからはより詳しく、「では、結婚祝いのときに贈るワインの候補はどのようなものか」を考えていきましょう。 これもいくつかの考え方があります。
1.赤と白のワインをセットで贈る
ワインには、大きく分けて、赤・白・ロゼの色があります。結婚祝いとして贈るのならば、赤ワインと白ワインを合わせて贈ってもよいでしょう。これは「紅白」をイメージさせるもので、非常におめでたい雰囲気を作ることができます。 また、愛らしいピンクのロゼを贈るのもひとつの手です。ロゼは愛らしい見た目であるため、恋人同士のお祝いにもよく選ばれています。
2.長期熟成向きのワインや、2人の思い出の年のワインを選ぶ
「2人で長く時間を楽しんで」などの意味を込めて、長期熟成に向くワインを選ぶのも良いでしょう。一般的に、度数が高く、また個性的なワインは長期熟成に向く傾向にあります(※ただし「これは長期熟成に向くワインかどうか」の見極めは、知識がない状態では難しいので、ソムリエにご相談ください)。
また、お二人と長く付き合っていて、お二人の交際開始の年などを知っているのであれば、その年に出されたワインなどを贈るのも良いかもしれません。 ワインは単純に「味」だけを味わうものではなく、それを培ってきた時間をも楽しむものだからです。
“ピア デ ラ テーザ” ボッティチーノ
生産者: ノヴェンタ
辛口の赤ワイン。濃いガーネット色。シルキーさと清涼感がある。サンジョヴェーゼの比率が多め。
テーザは、鳥の捕獲網という意味。昔に狩猟をしていた区画が畑に。生産者として初リリースの銘柄。10年~15年の長期熟成により第3アロマが発達し、完璧に調和の取れたバランスに。
ギフト箱・熨斗付きでお送りできます。
価格: 9,746円(税込) [会員価格あり]
3.ラベルのデザインが愛らしいものを選ぶ
ラベル(エチケット)のデザインが愛らしいものを選ぶのもよいでしょう。ワインのラベルはそれぞれのワイナリーが工夫をこらしており、ハートのラベル が使われているものもたくさんあります。キューピッドを配したラベルのものなども、結婚祝いには最適でしょう。
また、そのものずばりの「アモーレ」 という名前をつけられたワインがあるなど、「愛」を語るにぴったりのワインもたくさん出ています。
“ラウラ スキャーヴァ ジェンティーレ” ロンキ ディ ブレーシャ
生産者: ノヴェンタ
辛口のロゼワイン。オレンジがかったピンク。フレッシュで若々しく、ミネラル感とふくよかな風味が余韻。
ラベルには、てんとう虫が描かれています。てんとう虫はイタリアで幸運を運んでくる虫とよく言われています。
ギフト箱・熨斗付きでお送りできます。
価格: 7,216円(税込) [会員価格あり]
4.華やかなスパークリングワインを選ぶ
乾杯酒として使われることもある「スパークリングワイン」は、お祝いの席にぴったりのお酒です。立ち上る泡の美しさは、スパークリングワインならではだといえるでしょう。
なお、「スパークリングワインといえばシャンパン」と考える人もいるかと思われますが、現在はイタリアなどでも品質の良いスパークリングワインが数多く作られています。
価格帯も豊富なため、このようなワインを選ぶのもよいでしょう。
フランチャコルタ ブリュット
生産者: サン クリストーフォロ
辛口のスパークリングワイン。
旨味を伴った苦味を感じつつも、非常に果実味豊か。
どんなお料理にも合わせやすい万能の1本。
ギフト箱・熨斗付きでお送りできます。
価格: 6,380円(税込) [会員価格あり]
フランチャコルタ ロゼ
生産者: ラ・トッレ
辛口のロゼスパークリングワイン。オレンジがかったラズベリー色。森の木の実のような香り。さわやかで、後を引く優しい酸味。しっかりした骨格。
お料理: サラーメやサルシッチャ、キノコ類を使ったリゾット。パルミジャーナ、羊や仔牛の料理。
ラベルは、ワイナリー横にある時計塔がモチーフ。新たな時を刻むお二人にお送りしてみてはいかがでしょうか。
ロゼなので見た目も華やか。泡立ちも良いので、盛り上がります。
新婚さんの食卓におすすめの泡です。ギフト箱・熨斗付きでお送りできます。
価格: 8,910円(税込) [会員価格あり]
フランチャコルタ サテン
生産者: カモッシ
辛口のスパークリングワイン。色合いはイエロー。アプリコットや白い花の香り。包み込むようなクリーミーな舌触り。調和のとれた骨格と酸味のバランス。
泡は控えめなので、飲みやすい1本。
お料理: カルボナーラ、ブールブランソースの料理、パイ包み焼きなど甘みのある料理、貝類の酒蒸し、バター焼きや魚料理。また、ムースやグラタンに合います。ギフト箱・熨斗付きでお送りできます。
価格: 7,810円(税込) [会員価格あり]
結婚祝いは、新しい歴史をスタートさせるお二人のために贈るものです。心を込めて贈るプレゼントに明確な「正解」や「良し悪し」はありませんが、どうせならばお二人は喜んでくれるプレゼントを贈りたいもの。 お二人の喜ぶ顔をイメージして、楽しく選んでくださいね。
この記事を監修した人
とくやま ゆきよし
メローネ 代表
(一社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
WSET Level 3 Certified
大手IT企業に17年在籍。データセンタSEとして、企業システムの移行プロジェクトに携わる。
フランチャコルタの美味しさと魅力に触れ、ワインインポーター メローネを起業。
ワインの国際輸送や保管の品質管理には、厳格な品質基準が求められる精密機器の輸送管理で得た知見を応用。現地の味わいそのままをモットーに、生きる喜びに満たされるワインをお届けしている。