イタリア最高級スパークリングワイン
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ノヴェンタ
Noventa Pierangelo Giacomo

ノヴェンタはブレーシャ東部、ボッティッチーノ マッティーナ(Botticino mattina)にあります。
オーナーのアレッサンドラ ノヴェンタ(Alessandra Noventa)は、祖父の代からワイン醸造を始めたこの家業を継ぎ、現在夫のクリスティアン(Cristian)と共にこのカンティーナ(ワイナリー)を運営しています。
ノヴェンタがあるボッティッチーノという町は、昔から自然に恵まれ、工場等が全くできたことが無い為、本当に空気が良く汚染されていない地域です。

特に昔から大理石の採石場として有名で、全世界に供給されている高品質な大理石が取れる場所です。
大理石の中でもマーブル模様のとても貴重で美しい大理石が取れる為、この町の産業として発展してきました。
ノヴェンタのブドウ畑は、まさにその大理石の採石場のすぐ近く、標高約400メートルの高さにあります。
ブドウは勿論すべてBIO栽培です。

遠くに町を見下ろすことができる、風が吹き抜ける緑豊かな畑はミツバチも生息していて、養蜂も行われています。ミツバチは本当に清浄な場所にしか生息できない為、豊かな自然があり空気が綺麗な場所でないと死んでしまいます。また高山植物も咲いていて本当に良い環境です。
沢山のミツバチがいるこの畑はまさにBIO栽培をしていると言えるでしょう。
ミツバチと高山植物がそれを証明しています。

この地域では紀元前からブドウ栽培が行われており、ブドウ栽培において大変歴史の深い地域です。
栽培しているブドウ品種はすべてイタリアの品種で、主にバルヴェーラ、サンジョヴェーゼ、マルツェミーノ、スキアーヴァジェンティーレ等を栽培しています。
彼等の主力ワインである、ボッティッチーノD.O.Cはこの地域でのみ作られる赤ワインで、1968年にイタリアでD.O.Cが制定された最初のD.O.Cのひとつでもあります。イタリアの有名なワインガイドブック、ガンベロロッソ2019年版ではトレビッキエリという最高評価を取りました。
更にスローフード協会が監修するスローワイン他、多くのガイドブックでも高い評価を受けています。
土壌は地表から約50センチくらいが粘土質と石灰質の混ざった赤土で、更に深く掘ると、細かな大理石と土が混ざった特殊な土壌です。ミネラル分も豊富でこの土地でしか収穫できないブドウを育ててくれます。
地質学を学んだアレッサンドラがそれぞれの畑に適したブドウを植え、管理しています。
醸造所は畑から少し降りた場所にあり、多くの生産者がそうである様に自宅と隣接しています。

ステンレスタンクとオーク樽を主に使用していましたが、ある試飲会でたまたま彼らのワインを飲んだ有名なエノロゴであるカルロ フェッリーニ(Carlo Ferrini)からの助言をもとにセメントタンクも使うようになりました。
最新機器も導入しながら、伝統的な製法でワイン造りをしています。
歴史がありながらも知られていなかったボッティチーノ。
実は2004年にある企業が安倍首相へ贈答品として送っています。
日本の皆様へ正式にご紹介するのは今回が初めて。
彼等の愛と情熱がこもったワインを是非お試しください。

ワイナリーを訪問して

ブレーシャ北東部にあるボッティチーノDOCの作り手の1つ・ノヴェンタへ。
高品質で世界的に有名なボッティチーノ大理石の産地でもあります。
どのくらい有名かと言うと、古代ローマ帝国の首都・ローマの神殿に始まり、ミケランジェロの彫像、ミラノ中央駅、ニューヨーク・グランドセントラル駅や、ホワイトハウスの一部は、全てボッティチーノ大理石で作られています。
ボッティチーノDOCは、イタリアでも最小のDOCのひとつ。ワインの産地としては古く、約1000年前から既にワイン造りされていたそうです。
1800年代は産地として形作られていました。しかしながら、ぶどう畑が急斜面の狭小地であることや、大理石の採掘が産業として発展したため、80軒あった作り手が40軒まで半減。いまでも多くの耕作放棄地がありました。
そんななか、ノヴェンタが地場品種の保護やワイン造りで復興に努め、2019年はガンベロロッソでトレビッキエーリを受賞するにいたりました。

地勢と地質は、東西と北の三方がすり鉢状の古代劇場のような形でかつ急斜面で丘をなし、深層全てが大理石を含みます。南側一帯から平野が広がり、天気が良い日はパルマまで見渡せるそうです。
硬度なものは大理石として産出され、軟度でもろいものはぶどう畑の土壌として最適だそうです。

また、大理石の上には赤土が堆積した部分や、山の生成過程でうまれた泥炭土などが狭小な急斜面の区画ごとに複雑に入り混じり、イタリアでも地質の研究対象になるほど特殊です。
さながら、たくさんの役者が大理石のうえで演じる古代劇場のようです。

ワインリスト

ゴッビオ ボッティチーノ

濃いガーネット色。ブドウ4種本来の香りに加え、畑に自生するミント、レモンバーム、ネペテッラ、シブレット、セージ、ホウレンソウなどの香草、さくらんぼ、くるみ、ブラックベリー、クリやプルーンの木々の香りも加わる。余韻が非常に長く、フルボディでエレガント。長期熟成も可能。
ゴッビオは、こぶ(ゴッバ Gobba)から。古代化石が発見され、DOC唯一の白亜質土壌の丘陵急斜面上で、最高樹齢は90年以上。フィロキセラに侵されていないブドウ樹もあり。
お料理: ローストミートや複雑な味わいの料理。

コッレ デリィ ウリーヴィ ボッティチーノ

濃いガーネット色。バルベーラは酸味と新鮮さ、サンジョヴェーゼは丸みと優雅さ、マルツェミーノは色に寄与し、スキアヴァジェンティーレは繊細な香りを与えます。飲み口が良くフレッシュさを感じるワイン。ろ過無し。
お料理: 一般的なお料理、牛肉入りのパスタ、赤身肉、コールドカット、ブレシアからの匂いの強いチーズ。

“ラウラ スキャーヴァ ジェンティーレ” ロンキ ディ ブレーシャ

オレンジがかったピンク。フレッシュで若々しく、ミネラル感とふくよかな風味が余韻。
夏の季節にぴったりの一本。少し冷やす程度で香りよく楽しめる一本。ロンキは、丘陵(コッリーナ Collina)のブレーシャ方言。
お料理: 繊細な風味と湖の魚をベースにした料理。

“ピア デ ラ テーザ” ボッティチーノ

濃いガーネット色。シルキーさと清涼感がある。サンジョヴェーゼの比率が多め。
テーザは、鳥の捕獲網という意味。昔に狩猟をしていた区画が畑に。生産者として初リリースの銘柄。10年~15年の長期熟成により第3アロマが発達し、完璧に調和の取れたバランスに。平均樹齢30年。

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