イタリア最高級スパークリングワイン
フランチャコルタ通販専門店 メローネ

今回はこのパスタと相性の良いワインについて考えていきましょう。

パスタの成り立ちと、合わせるワインを考える

今ではイタリアンの代表格とされているパスタですが、その歴史の起源ははっきりとしていません。

どうやら古代ローマ時代にあった「プルス」といわれる料理(小麦などを挽いて、それを煮込んだもの)が原型なのではないかと考えられていますが、正確な年代を出すのは困難です。

ただ、中世期になると今のように「ゆであげて、ソースと一緒に食べる」というかたちが出来上がっていったとされています。

ちなみに現在のように一般家庭に普及したのは13世紀~14世紀ごろのことです。また、17世紀になりトマトの栽培が本格化・安定化すると、それと相性の良いパスタが爆発的に売れるようになったそうです。

このようにして長い時間をかけて「成長」してきたパスタは、同じように長い時間をかけて育まれてきたワインと非常に相性の良いものです。

ただ、「パスタと相性の良いワイン」といってもその組み合わせや種類はさまざまです。

ここではいくつかのパスタの種類と、パスタが育まれてきたイタリアでつくられているワインの組み合わせについて解説していきます。

「金色トマトのスパゲッティ」と相性の良いサン クリストーフォロ フランチャコルタ ブリュット

「金色トマトのスパゲッティ」とは、今は亡きヴィットーリオ・フザーリ氏によって名付けられたパスタ料理のうちの一種です。

トマトを使ったパスタはイタリアのパスタ料理のなかでもっともメジャーであり、またもっともシンプルなものです。

ただここで使うのは、「黄色いミニトマト」です。このミニトマトを煮詰め、バジリコと塩、オリーブオイルでソースに仕立てたものが、「金色トマトのスパゲッティ」です。その名前の通り、黄色く美しいパスタが出来上がります。

これと相性の良いワインとして、「サン クリストーフォロ フランチャコルタ ブリュット」が挙げられます。これはレモンイエローの外見を持つワインであり、わずかな熟成香とミネラル感を持ちます。

ちなみにサン クリストーフォロ フランチャコルタ ブリュットの創業者ブルーノ・ドッティ氏は、先に挙げたヴィットーリオ・フザーリ氏の盟友でもありました。2人の友情がかたちづくる金色トマトのスパゲッティ×サン クリストーフォロ フランチャコルタ ブリュットを、ぜひ試してみてください。

フランチャコルタ ブリュット

生産者: サン クリストーフォロ

金色トマトのスパゲッティは非常にシンプルな味わいの料理ですが、その味わいに、ドライでフレッシュなサン クリストーフォロ フランチャコルタ ブリュットが良くマッチします。

価格: 6,380円(税込) [会員価格あり]

トマトソースにはスパークリングの白ワインも良く合う~カモッシ フランチャコルタ ブリュット

「トマトを使ったパスタには、赤ワインが合う」という話を耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

これはもちろん正解で、「同じ色(トマトの赤と、ワインの赤)の組み合わせ」は、マリアージュ・ペアリングの基本ともいえます。

ただ、トマトソースと合うワインは赤ワインだけではありません。たとえば「カモッシ フランチャコルタ ブリュット」という白のスパークリングワインも良く合います。

今回紹介するトマトソースは、プチトマトやオリーブオイル、バジル、ニンニクやオリーブオイル、トウガラシや粉チーズで作ったものです。

シンプルでトマトの風味を存分に味わえる「金色トマトのスパゲッティ」とは異なり、複雑で食材同士の濃厚な絡み合いを楽しめるソースです。

これには、貝殻のようなミネラル感とかんきつ系の香りを持つカモッシ フランチャコルタ ブリュットが良くマッチします。

フランチャコルタ ブリュット

生産者: カモッシ

フレッシュでチャーミングなその香りは、夏の恵みをいっぱいに受けた真っ赤なトマトソースをよく引き立ててくれることでしょう。

ちなみにカモッシ フランチャコルタ ブリュットは、ドサージュを行う際に、同じ年の白ワインなどを使っています。そのため、自然な風合いを味わえるのも魅力です。

価格: 8,360円(税込)[会員価格あり]

適度な酸味が魚と良くマッチする「ラッザリ カプリアーノデルコッレ ビアンコ」

パスタやピザには無数の種類があり、そのなかには魚介類を使ったものもあります。
このような魚介類を使ったものと相性の良いワインとして、「ラッザリ カプリアーノデルコッレ ビアンコ」を挙げておきましょう。

魚を使った料理は、ミネラル感をしっかり感じられるワインが良く合います。

またその鰯のパスタがハーブを使ったものであるにせよ不使用のものであるにせよ、ラッザリ カプリアーノデルコッレ ビアンコの持つハーブのような香りはよくマッチするでしょう。

ハーブを使っていないのであれば、ラッザリ カプリアーノデルコッレ ビアンコの持つハーブ香が複雑さを与えてくれますし、ハーブを使って作ったものならばお互いが良く引き立て合う味わいになるかと思われます。

カプリアーノデルコッレ ビアンコ

生産者: ラッザリ

まろやかな飲み口とほろ苦さを持つうま味があります。
ちなみに、前菜にも相性が良いので、簡単な前菜+鰯のパスタというランチメニューに組み込んでも良いですね。

価格: 4,917円(税込) [会員価格あり]

アマトリチャーナ にはブレダソーレ フランチャコルタ ロゼを

アマトリチャーナとは、イタリア料理のソースあるいは料理そのものを指す言葉です。これは、豚肉とチーズ、トマトを使って作ります。

なお「豚ほほ肉を使う」「チーズはペコリーノ・ロマーノとする」とされることもありますが、家庭で楽しむのであれば、ベーコンと、一般的なパルメザンチーズを使っても良いでしょう。

このアマトリチャーナと相性の良いワインは、「ブレダソーレ フランチャコルタ ロゼ」です。

これはロゼのスパークリングワインに分類されるもので、ドライな味わいを持ちます。ピノ・ネーロ100パーセントでつくられており、そのブドウからくるわずかな甘みとチャーミングな香りが、アマトリチャーナと非常によくマッチします。

フランチャコルタ ロゼ ”ピネー”

生産者: ブレダソーレ

辛口のロゼスパークリングワイン。優しい色合いが楽しめる1本で、穏やかに楽しむことができます。

これもランチなどに使ってもも良いでしょう。 飲み飽きない味わいであるのも評価ポイントのうちのひとつだといえます。また、色合いもきれいで、女性向きのワインだといえます。

価格: 7,150円(税込) [会員価格あり]

ロンバルディアの代表的な料理×ロンバルディアのコルテフジア フランチャコルタ ブリュット

「その土地の郷土料理には、その土地のワインを」もまた、アリアージュ・ペアリングを考えるうえでの基本です。

その点、ロンバルディアの郷土料理であるカゾンチェッリと、同じくロンバルディア生まれのコルテフジア フランチャコルタ ブリュットの組み合わせはその基本を押さえていると言って良いでしょう。

「カゾンチェッリ」とは、詰め物入りのパスタのことです。肉などをパスタの中に詰めて、セージのソースなどで仕上げます(作り方はお店や家庭によって多少異なります)。

このカゾンチェッリには、豊かなイースト香を持つ「コルテフジア フランチャコルタ ブリュット」がぴったりです。

フランチャコルタ ブリュット

生産者: コルテフジア

溌剌としたイメージのスパークリングワイン。
青りんごや洋ナシの甘い香りを持ち、かんきつ系の香りも持つため、カゾンチェッリに新しい表情を加えることもできるでしょう。

ドライで切れ味が良いワインですが、厚みもあるため、「物足りなさ」を感じることもありません。肉を使って作るカゾンチェッリに負けることなく、お互いを引き立て合います。

価格: 7,810円(税込) [会員価格あり]

「イタリア料理の代表格」ともいえるパスタ×イタリアワインは、常に私たちに喜びを与えてくれます。
気軽にチャレンジできるメニューも多いので、ぜひ試してみてください。

この記事を監修した人

とくやま ゆきよし

メローネ 代表
(一社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
WSET Level 3 Certified

大手IT企業に17年在籍。データセンタSEとして、企業システムの移行プロジェクトに携わる。
フランチャコルタの美味しさと魅力に触れ、ワインインポーター メローネを起業。
ワインの国際輸送や保管の品質管理には、厳格な品質基準が求められる精密機器の輸送管理で得た知見を応用。現地の味わいそのままをモットーに、生きる喜びに満たされるワインをお届けしている。