イタリア最高級スパークリングワイン
フランチャコルタ通販専門店 メローネ

コースのメインとなる肉料理において、よく食材として用いられるものに「牛肉」があります。

それではこの牛肉と相性の良いワインとしてはどのようなものがあるのでしょうか。

牛肉と合わせるワイン、その基本について

一口に「牛肉料理」といっても、その調理方法や味付けはさまざまです。そのため、合うワインはそれぞれの料理によって違ってきます。

まずはその基本を押さえておきましょう。

1.郷土料理には、その土地のワインを合わせる

これは牛肉に限ったことではありませんが、「その土地で作られた料理(郷土料理)にはその土地のワインを合わせる」という基本があります。たとえばイタリアの郷土料理ならばイタリアのワインを、フランスの郷土料理ならばフランスのワインを……といった具合です(もっと細分化されることもあります)。

なおここでは特にイタリア料理を取り上げます。

2.牛肉=赤ワイン、は正解でも不正解でもない

「牛肉には赤ワインを合わせること」が基本のように語られることもあります。これはある一面では正解であり、ある一面では違うかもしれません。

たしかに食材によってワインを選び分ける知識は必要ですが、実際には「その料理の味わい」によって選ぶべきワインが変わってきます。

3.調理方法や味に合わせて選ぶ

調理方法や味に合わせてワインを選ぶ観点は、非常に重要です。たとえばしっかりした重さのある料理にはやはり重めのワインが合いますし、あっさりと調理された料理には軽いワインが合います。料理とのマリアージュ・ペアリングを考えるときは、この「調理方法や味」を考慮する必要があります。

このような点を踏まえたうえで、「牛肉料理に合うワイン」を模索していきましょう。

シンプルなタリアータと合わせる「エティケッタ ロッサ 2012/2013 イル ペンディオ」

エティケッタ ロッサ 2012/2013 イル ペンディオは、赤ワインに分類されるワインです。

カベルネ・フラン100パーセントでつくられていますが、カベルネ・フランが持つ独特の青臭さは息をひそめており、さわやかな酸味ときめ細やかなタンニンを感じることができる1本です。

牛肉と合わせる赤ワインにしばしば求められるブラックベリーの香りや黒コショウ、タバコの香り、そしてカカオやグローヴなどの香りを持ち、スパイシーさが楽しめるのもエティケッタ ロッサ 2012/2013 イル ペンディオの特徴です。8~9年の時間を経て送り出されるエティケッタ ロッサ 2012/2013 イル ペンディオには、熟成感と余韻を期待することができます。

エティケッタ ロッサ 2012/2013 イル ペンディオと合わせたいのは、「タリアータ」です。タリアータはイタリアの牛肉料理であり、薄切りの焼いた牛肉を楽しむ料理です。

非常にシンプルなこの料理は、香り豊かなエティケッタ ロッサ 2012/2013 イル ペンディオと合わせると非常においしく食べることができます。

パルミジャーノ・レッジャーノチーズを組み合わせても良いでしょう。

エティケッタ ロッサ 2012/2013

生産者: イル ペンディオ / 750ml [赤]

こちらの銘柄は、タンニンとスパイシー感のバランスが秀逸な赤ワイン。

価格: 9,900円(税込) [会員価格あり]

ミラノ料理「モンデギーリ」と合わせるロッソ セビーノ バロス 2015 モンテ アルト

「モンデギーリ」という名前の料理は、日本ではあまり聞きなれないものかと思います。これはイタリア料理(より正確に言うならばミラノ料理)で、ミートボールのようなものです。

ちなみに「モンデギーリ」という名称は、イタリア語の観点からみても少々奇異にうつる名前のようです。

これは一説には、「アラビア語に端を発し、それがスペインにわたり、スペインからミラノに行き、さらに時代とともに変化したことによってつけられた名前」なんだとか。

作り方はさまざまですが、牛のひき肉にレモン汁やアンチョビ、バジルなどを組み合わせます。レモン汁を合わせるところが、少し珍しいのではないでしょうか。

この愉快な料理と相性の良い赤ワインは、「ロッソ セビーノ バロス 2015 モンテ アルト」です。これはほのかな清涼感のあるワインであり、それがモンデギーリの持つ風味と良く合います。またロッソ セビーノ バロス 2015 モンテ アルトにはドライハーブのような香りもありますから、それもまた、モンデギーリに使われるハーブとよくマッチするでしょう。ちなみにこのワインは、黒系の果実の香りも持ちます。

もし余裕があるのであれば、ロッソ セビーノ バロス 2015 モンテ アルトは飲む1時間以上前にデキャンタを行ってください。こうすることで香りが開きやすくなり、よりワインを楽しみやすくなります。

セビーノ “バロス”

生産者: モンテアルト / 750ml [赤]

濃いガーネット色。黒系果実とドライハーブ、スミレ、クローブの香り。豊かでほのかな清涼感がある味わい。
1時間以上前のデキャンタを推奨。

お料理: フレッシュ・熟成チーズ、リゾット、赤身肉、熟成肉や濃厚で辛口の肉料理に合います。

価格: 4873円(税込) [会員価格あり]

フランチャコルタ ブリュット NV コルテ フジアは、ロンバルディアの郷土料理と

実は、「肉料理に何を合わせるか迷ったときは、スパークリングワインを合わせれば失敗が少ない」といわれています。

スパークリングワインは汎用性の高いお酒であることもあり、このように言われているのでしょう。

ただ、どうせならばやはり「その料理と相性の良いワイン」を選びたいもの。そこでここからは、「それぞれの料理と相性の良いスパークリングワイン」を紹介します。

ロンバルディア州ベルガモ生まれの「カゾンチェッリ」という肉料理があります。これは、餃子の皮のようなパスタで牛ひき肉とチーズを包みゆで上げ、最後のソースなどを絡めたラビオリの一種です。ソースにはよくセージやバターが使われます。

この料理と相性の良いワインとして、フランチャコルタ ブリュット NV コルテ フジアが挙げられます。もともとフランチャコルタ ブリュット NV コルテ フジアはバターをきかせたラビオリと相性が良いといわれているワインです。

しっかりとしたミネラル感とシャープさ、ドライさを持っているため、ともすればしつこくなりがちなバター使用の料理もきれいにまとめてくれるでしょう。

香りとしては、かんきつ系の香りや青りんご、イースト香が現れます。

なお、フランチャコルタ ブリュット NV コルテ フジアの作り手「コルテ フジア」のワイナリーには鉄道が隣接されているのですが、これはカゾンチェッリの生まれ故郷であるベルガモ州につながっています。

フランチャコルタ ブリュット

生産者: コルテフジア / 750ml [発泡白]

溌剌としたイメージのスパークリングワイン。柑橘の風味が感じられます。

価格: 7,810円(税込) [会員価格あり]

ミラノ風カツレツと合わせるフランチャコルタ ミッレジマート 2014 サン クリストーフォロ

ミラノ風カツレツは、パルミジャーノ・レッジャーノチーズに代表されるチーズを衣の一部として使う揚げ物料理です。

またこれに、レモンやトマトなどの酸味のある果物・野菜を入れることもあります。

このような特徴を持つミラノ風カツレツには、しっかりとした骨格を持ちつつ酸味とミネラルを感じることのできる「フランチャコルタ ミッレジマート 2014 サン クリストーフォロl」がおすすめです。

バランスの良い1本であり、ほのかにタル香が感じられるのも魅力です。かんきつ系の香りも、料理に新しい味わいを添える魅力となります。

フランチャコルタ ミッレジマート 2014 サン クリストーフォロはスパークリングワインに分類されますが、タルの香りがある程度感じられることもあり、しっかりとした味わいの料理ともよく調和します。

もっと野性味の強いジビエであってすら受け止めることのできるこのワインは、濃厚さを持つミラノ風カツレツに良く合います。

フランチャコルタ ミッレジマート

生産者: サン クリストーフォロ / 750ml [発泡白]

熟成期間: 最低 48か月
料理: ジビエや、キャビア、トリュフ等、しっかりした味のお料理に。

価格: 9,460円(税込) [会員価格あり]

トリッパ料理と合わせるのはフランチャコルタ ブリュット NV ブレダソーレがおすすめ

「トリッパ」とは、牛の胃袋を指す言葉です。これはよくトマトソースで煮込まれて食卓に上ります。

このトリッパと相性の良いワインは、「フランチャコルタ ブリュット NV ブレダソーレ」です。

フランチャコルタ ブリュット NV ブレダソーレは元々、イタリア料理全般と相性の良いワインとして知られています。

特に野菜料理との相性が良く、トマトと合わせて作るトリッパとは非常に良くマッチします。

フランチャコルタ ブリュット NV ブレダソーレは青りんごやメロン、小さな白い花の香りを感じさせます。バランスのとれたドライな味わいであること、エレガントで飲みやすい味であることから、初心者さんにもおすすめの1本だといえるでしょう。

フランチャコルタ ブリュット

生産者: ブレダソーレ

果実感溢れる親しみやすい印象があるため、楽しい食事の始まりを彩るのにぴったりです。

価格: 5,500円(税込) [会員価格あり]

無数にある牛肉料理、そのなかから自分の好きなものを選んでみてください。そしてそこに、「その牛肉料理と合うワイン」を合わせることができれば、食卓はもっと楽しく、おいしいものとなるでじょう。

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この記事を監修した人

とくやま ゆきよし

メローネ 代表
(一社)日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
WSET Level 3 Certified

大手IT企業に17年在籍。データセンタSEとして、企業システムの移行プロジェクトに携わる。
フランチャコルタの美味しさと魅力に触れ、ワインインポーター メローネを起業。
ワインの国際輸送や保管の品質管理には、厳格な品質基準が求められる精密機器の輸送管理で得た知見を応用。現地の味わいそのままをモットーに、生きる喜びに満たされるワインをお届けしている。