2017年 フランチャコルタでぶどう収穫が始まりました!
フランチャコルタ地域でのぶどうの収穫は、例年8月中旬から9月初旬ごろにかけて行われます。
この時期がいままさに収穫真っ只中です。
さて、フランチャコルタで使用するぶどうは、3種類のみです。
カンティーナ(ワイナリー)が選定した品種や配分によってフランチャコルタの味わいや個性を左右するので、どのようなものを使用しているかを知ることは、重要なポイントになります。
使用するブドウによって、それぞれ色や風味に特徴が出ますので、予めブドウ品種の知識があれば、好みのフランチャコルタを見つけやすくなるかも知れません。
◆ピノ・ネーロについて
ピノ・ネーロは主にフランチャコルタのロゼ、ブランドノワール、ミッレジマートとリセルヴァに使われ、ストラクチャーがしっかりした寿命の長いワインになります。
また、ピノ・ネーロはフランチャコルタ・ロゼのキュヴェにも欠かせない構成要素となる品種で、最低25%以上の使用比率が義務付けられています。
写真にあるピノ・ネーロはフランチャコルタで二番目に多く栽培されている品種で、総面積の約15%を占めています。
◆収穫方法について
フランチャコルタにおける規定では、ぶどうの収穫は手摘みであることが決められています。
機械は一切使わず、良質のブドウ房のみを選定。果皮や果肉を傷つけないよう丁寧に手摘みでぶどうを収穫します。
ぶどう房はプラスチックの小さなカセット(最大18kgまで)に収穫されて、大切にカンティーナまで運ばれていきます。写真の様に小分けにして運ぶ理由は、これ以上量が多くなると、ブドウ自身の重みにより、せっかくの良質の実がつぶれてしまったり、発酵をし始める事を防ぐためです。