サン クリストーフォロ
Azienda Agricola San Cristoforo

ブルーノ・ドッティと妻クラウディアにより1992年創業。
現在は、一人娘のチェレステも協力し、まさに家族経営のワイナリーです。
フランチャコルタ 生産者 作り手 ワイナリー サン クリストーフォロ
フランチャコルタの中心地エルブスコにあり、経営者自ら畑にでむき栽培、収穫、醸造までを管理しています。10ヘクタール所有のほとんどがエルブスコにあり、高品質のフランチャコルタを作るという一貫した考えの下、土壌・生産には常に新しいアイデアやテクノロジーを導入しながらも、ブドウ作りに変わらぬ情熱を捧げています。
フランチャコルタ 生産者 作り手 ワイナリー サン クリストーフォロ
カンティーナ(ワイナリー)は、ブドウ畑の下を掘り込んだ造りになっています。この為醸造所は空調を入れることなく1年を通して温度が一定に保たれています。
フランチャコルタ 生産者 作り手 ワイナリー サン クリストーフォロ
ブルーノの哲学ともいえる、”自分が納得するものしか商品化しない”と言う考えと、自らトラクターに乗って、畑で働く姿はサンクリストーフォロの高い品質を保証しています。
フランチャコルタにおいては、辛口好みのブルーノの意向でサテンは作っていません。 BRUT,BRUT・MILLESIMATO,PASDOSE’,ROSE’に加え、ND(ノン・ドザート)加糖せず・リキュールを加えず、酸化防止剤も使わない、極めてナチュラルなフランチャコルタを商品化。フランチャコルタファンからは絶大な人気を得ています。2016年のVinitalyで作り手として初めてのリセルヴァ・Celeste2008を発表、良年だけの生産で、約1,000本の限定生産です(完売)。

ワイナリー立ち上げのいきさつ

元々一族がCarburante (石油等の燃料)を供給する会社を営んでおり、一族一同ブルーノはこの仕事を継ぐものだと信じていました。ところが、彼のワインへの情熱は両親はじめ親戚一同を驚かせることとなります。
安定した仕事がありながら、自分が志すワイン作り、とりわけフランチャコルタへの情熱が強かった彼は1992年、一族の大反対を押し切って自らのカンティーナ(ワイナリー)Azienda Agricola San Cristoforoを立ち上げます。

苦難を経てフランチャコルタ誕生までの道のり

ところが、1992年は雨続きで、ブドウはひと房も収穫できませんでした。唯一の味方である妻クラウディアも妊娠中でブルーノはたった一人でこの苦境に立ち向かいました。
普通ならここであきらめそうなものですが、信念の人ブルーノは全く怯みませんでした。そして、遂に1996年、彼の初のフランチャコルタであるサンクリストーフォロのブリュットが誕生します。
ブルーノにとっての最初のフランチャコルタ、ブリュットは僅か6000本の生産でした。

生産者としての考え方

フランチャコルタ 生産者 作り手 ワイナリー サン クリストーフォロ
サンクリストーフォロのカンティーナ(ワイナリー)はとても小さいのですが、非常に合理的に考えて造られています。土壌を掘って作られた醸造所は勿論、無駄なものを省き、ルミアージュはすべてジーロパレットという機械を使用しています。
ステンレスタンクは勿論各畑ごとに収穫されたブドウの果汁を第1次発酵させるために幾つも用意されています。
フランチャコルタ 生産者 作り手 ワイナリー サン クリストーフォロ
サンクリストーフォロは辛口のフランチャコルタを作ることに情熱を注いでいるので、スタンダードなブリュットですら残糖量が約4g。通常のブリュットが残糖量12gまで許されている事を考えると、いかに彼らのブリュットが辛口か、というのがお分かり頂けると思います。因みにドザージュのグラム数と残糖量は異なります。
フランチャコルタはドザージュ何グラムという表記ではなく、結果として1リットル中の残糖量で表しています。その方がより明確な甘さの指標になるからです。
更に通常、ブリュットは瓶内2次発酵の期間として、最低18か月が義務付けられていますが、サンクリストーフォロは最低でも30か月(2年半)の瓶内2次発酵を行っています。澱抜きの後も最低6か月はカンティーナで休ませて(Raffinamentoと呼ばれる洗練熟成)から出荷している為、常に飲み頃の状態で皆様のお手元へ届きます。

自然なワインとしての取り組み

サンクリストーフォロは、よりナチュラル、そして消費者の皆様にとって安全であることを考慮してBIOの認定を受ける為の申請もしています。
BIOの認定には3年近くの時間が必要な為、まもなく認定が下りる予定です。でもそれは、フランチャコルタをより安心して楽しく飲んで頂きたい!というブルーノの考えからでブルーノ自身はさほど認定には拘っていません。
また、サンクリストーフォロはFIVIという自社畑のみでワインを生産しているカンティーナのみが参加できるAssociazione(協会)にも加盟しています。このFIVIという協会は自社畑のブドウのみを使用し、個性豊かなワイン作りをしている作り手達が加盟する協会で、イタリア国内でも高い評価を得ています。
ブルーノが作るワインを表現すると、Vino Pulito.(ピュアなワイン)に尽きると思います。出来る限りブドウの美味しさを表現したフランチャコルタはこの言葉がぴったり。
フランチャコルタ 生産者 作り手 ワイナリー サン クリストーフォロ
ドザージュを極力せずブドウ本来の美味しさを表現したフランチャコルタ。
また彼の人柄からもこの言葉が思い浮かびます。
美味しいフランチャコルタを作る為の秘訣は?と聞くと良いブドウを作ること、つまりブドウ畑が一番大事!と満面の笑顔で答えてくれます。
フランチャコルタ 生産者 作り手 ワイナリー サン クリストーフォロ
Vino Pulito(ピュアなワイン)はUva sana(健康なブドウ)から。
Vino onesto(素直なワイン)はUomo onesto(正直者)から。
フランチャコルタ 生産者 作り手 ワイナリー サン クリストーフォロ
ブルーノの作るフランチャコルタを飲むとそれが良くわかると思います。
ぜひサンクリストーフォロの超辛口フランチャコルタを一度お試しください。

映像によるサン クリストーフォロのご紹介

作り手としての思いを自ら語って頂きました。人柄を感じて頂ければ幸いです。

収穫・選定・搾汁・醸造の様子

フランチャコルタの作り手 サンクリストーフォロとの出会い

サンクリストーフォロとはかれこれ20年くらいの付き合いになります。
イゼオの一つ星リストランテ、イル ヴォルトで働いていていた頃、オーナーのブルーノがアペリティーボや食事によく来ていました。ブルーノはカンティーナを営む前からイル ヴォルトに訪れてはシェフのヴィット‐リオとワイン談義を繰り返していました。
自分が目指すフランチャコルタを作る為にはどうすれば良いか、夜な夜なヴィット‐リオと語り明かしていました。
自分達は、その頃は挨拶をする程度でしたが、イル ヴォルトのシェフ、ヴィット‐リオがブルーノのフランチャコルタを味見させてくれて、、美味しいな‥と思っていたのが始まりです。
その後、自らイゼオでオステリアを営むことになり、サンクリストーフォロのフランチャコルタをオステリア メローネでも使わせて欲しい、と直接話をしに行き、その頃から家族のように親身になり、なんでも本音で話せるようになりました。
オステリア メローネを営んでいた頃は、月に一度は必ず食事に来てくれて、近況報告をしたり、お料理に対する意見を聞かせてくれたりして、私達にとっては頼もしいサポーターでもありました。
また、毎年、年末のCenone(大晦日の晩餐)にも友達や親戚と一緒に来てくれて、オステリア メローネを営んでいた時は毎年一緒に年越しを祝っていました。
2013年にオステリア メローネを閉めることになった時にも一番力になってくれたのがブルーノでした。
メローネの植木やテーブル、椅子、お皿や調理器具と言った物を保管する場所がなかった私達に、うちに持っておいで!と快く助けてくれました。
イタリアでは外国人の私達。まだまだ田舎の街では偏見も多くありますが、彼は私達を信頼してくれ、オステリアで使っていた道具や家具を自分の家に置かせてくれました。
とてもありがたかったです。
日本にしかいない人にはわからないと思いますが、外国、特に欧州では日本人という立場はまだまだ弱く、信頼してもらう為にはかなりの努力と実績が必要です。
そんな私達を信頼し、サポートしてくれたブルーノには本当に感謝です。
何より、彼の作るフランチャコルタの美味しさに感動し、彼のフランチャコルタだけは自分達で日本に紹介したい!という思いから、輸入販売を始めるに至ったのです。
オステリア メローネを営んでいた頃、ある日、普段はグループで食事に来ていたブルーノが珍しく奥さんのクラウディアと二人だけで食事に来ました。その時に日本から自分達のフランチャコルタを輸入したいという話が来ているんだけど・・とブルーノから聞かされ、ちょっと待って!!と叫んだのを覚えています。サンクリストーフォロのフランチャコルタは私達が日本に紹介します!だから私達に任せて下さい!と。そこから私達のインポーターとしての経験が始まりました。
まさにサンクリストーフォロのフランチャコルタに出会っていなければ、今フランチャコルタの輸入販売をしていないと思います。
それくらいサンクリストーフォロのフランチャコルタは私達にとって特別なのです。
輸入販売を始めてからも、毎年のように日本に来てくれて私達の活動をサポートしてくれています。
初年度は取り扱い店も少なく、せっかく日本に来てくれたのに、お客様へ彼らを紹介することもできませんでしたが、翌年からは沢山のお客様に恵まれ、メーカーズディナーも東京、大阪、京都、神戸で行う事が出来ました!
フランチャコルタ 生産者 作り手 ワイナリー サン クリストーフォロ
今後は一人娘のチェレステにカンティーナを委ねる方向ですが、チェレステはすでにその覚悟と準備ができています。
第2世代へと続いていくフランチャコルタ。しかし彼らの信念は変わりません。
フランチャコルタ 生産者 作り手 ワイナリー サン クリストーフォロ
常にナチュラルで、ブドウ本来の味わいを大事にしたフランチャコルタであること。
それは必然的に辛口のドザージュを極力しない味わいとなります。
時代が彼等のフランチャコルタに追いつくことを私達は見守りたいと思います。

フランチャコルタ リスト