最近、ドローンによる空撮ってかなり進歩していますね。

フランチャコルタの造り手(カンティーナ)ブレダソーレもその模様を YouTube‬ に投稿しています。

ブレダソーレのブドウ畑の空撮動画

 ブレダソーレは、フランチャコルタ地域の最西端・パラティコという街に位置しています。動画でご覧になられた通り、イゼオ湖の西南側から流れ出すオリオ川に変わる場所で ワイン‬を生産しています。オリオ川を渡った対岸は、ベルガモ県になります。

カンティーナに入るとちょうどオリオ川に変わる場所が見て取ることができます。

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ブドウ栽培としての畑は、イゼオ湖の北側から川に向かう風の通り道に位置しています。また、丘陵地から西側に向かってなだらかな斜面にぶどう畑があるため、日当たりが良好です!
Bredasoleの意味は、「太陽が良く当たる場所」から地名となり、カンティーナの名前にもなりました。フランチャコルタ地域のなかで最西端の場所に位置していることもあり、ブドウが最も完熟する場所にあります。

_DSC7413写真:sbardolini studio fotografico

なので、ドザージュ(補糖)を最小限、もしくはしなくても果実味溢れる暖かいフランチャコルタが作られるのです。
土壌にも配慮し、農薬などは使っておらず、安全な堆肥を使用しています。健康なぶどうが育つことで、雑味の無い素直な味わいになります。

何よりも土壌や良いブドウを作る事に情熱を捧げています。近年では、IOT化も進み、温湿度や風量等、気象に関するデータを日々自動計測して統計するシステムが導入され、スマートフォンで日々のぶどう畑の状況が分かるようになっています。

写真をご覧ください。これは澱下げ台に置かれたボトルの写真です。

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一次発酵を終えたワインに糖と酵母を添加。王冠による打栓をして瓶熟庫で寝かせると、糖が酵母によってゆっくりとアルコールと炭酸ガスに分解されます。

分解する糖が無くなって発酵を終えた酵母は、澱(おり)となって瓶内に沈殿していきます。発酵過程で発生した澱を徐々にボトルの口に集めるため、角度を変えて倒立させていきます。

最終的にボトルの口に集められた澱は、澱抜きという次の作業で澱が取り除かれます。この方式を瓶内2次発酵方式(メトドクラシコ)と言います。味わいの複雑さやワインの旨味は、この澱と接触させておく過程で生まれます。熟成期間も重要で、ブレダソーレを含めたフランチャコルタ全体の製造規程として、ブリュット(ノンヴィテージ)のフランチャコルタでは、最低18カ月の熟成期間と定められています。ちなみにシャンパニュでは、最低15カ月の熟成期間となっています。

さて、ボトルの底に白い目印(マーキング)があるのがお分かりになるでしょうか?

これは、瓶内発酵で残った澱を集めていく動瓶作業によるマーキングです。瓶がどの位置まで動かしたかマーキングが無いと分からないのですが、昨日までどの位置まで動かしたが分かるようにボトルの底にマーキングがされています。ブレダソーレでは、この醸造過程における澱下げ(ルミュアージュ)の動瓶作業を毎日1/8ずつ人間の手で1本ずつ全てのボトルを回転させています。なかには機械で動瓶作業をしているカンティーナもあります。瓶内2次発酵方式による動瓶作業があるカンティーナに行かれた際、方法について尋ねてみるのも面白いかもしれません。

通常、動瓶作業の過程でつけたマーキングは作業完了と共にきれいにふき取るのですが、ブレダソーレでは手作業による動瓶したことを証明するために、このマーキングをそのままにして出荷します。こうした手間にこだわりをもって作業をしています。手作業とIT・機械化の両面で良い部分を取り入れ、日々の品質向上に取り組んでいます。