フランチャコルタ地域とイゼオ湖岸のおすすめ観光スポット3選

2017/05/03（水）

　イタリアのフランチャコルタ地方にせっかく来たから観光もしてみたいけど、どこかおすすめ観光スポットありますか？とよく聞かれます。

　フランチャコルタ専門インポーターとして、実際に現地を10回訪れた経験から、地域のおすすめ観光スポットをご紹介いたします。

イタリアの服や雑貨、小物、食料品の買い物、お土産探しができる「イゼオ朝市」

　イタリア旅行の楽しみのひとつがショッピング。街歩きをしながらフランチャコルタ地域の街・イゼオでの生活をのぞいて、自分にぴったりのすてきなアイテムを見つけましょう。

　こちらがフランチャコルタ地域の街・イゼオの中心街です。

　イゼオの中心街では、毎週火曜日・金曜日の早朝 7:00から昼前の11:00頃までには、定期的に市場がひらかれていて、近隣の人びとは市場での買い物を楽しみにしております。私自身も靴下やワイシャツなどを購入しています。

　また露天商も近隣の街や離れた街からこの日のためにわざわざ来るので、掘り出し物を見つけることもできます。

　イゼオの朝市では、売っているもののカテゴリーで割と固まって場所が決められているようなので、どの場所に何が売られているかを知っていると、混雑も避けられますし、良い買い物ができると思います。どのあたりに何が売られているかご紹介します。

　広場と噴水周辺・イゼオ湖岸沿いは、主に服や下着などを売る露店が数多く並んでいます。

　そして、広場・噴水周辺からメインストリートに向かう道沿いには、おもちゃや雑貨、日用品、手芸用品、ベルトや靴、花、アクセサリーを売る露店が続きます。手芸用品店は主にイタリアンビーズを販売していて、現地でしか手に入らないビーズを買えるのでおすすめです。

　さらにメインストリートは、ハムなどの肉類、チーズ、野菜、服を売るお店が並び、特に食料品を売る露店は、大型車を改造した専用の車を止めて売られています。

　朝市での買い物などで少し疲れた時は、こちらのバールで休憩するのもおすすめです。行き交う人々を眺めながらエスプレッソを楽しめます。いつもこちらのバールで休憩がてらエスプレッソやカプチーノを注文して一休みしています。

　次は、イゼオから車で約20分。フランチャコルタ地域北西端に位置するパラティオという街です。イゼオ湖から流れ出るオーリオ川の河口にあたり、橋を越えるとベルガモ県サルニコという街になります。

　こちらは、イゼオ湖に水運があったころ、イゼオ湖の北岸・カモニカ渓谷からの貨物引上港と貨物駅・旅客駅がありました。現在はいずれも廃止されており、その貨物ヤードと駅舎跡、貨物関連施設がレストランと遊歩道公園になっています。

　パラティコからみたイゼオ湖が非常に美しい風景を眺めることができます。

　パラティコと対岸のサルニコでも定期的に市場が開かれています。16時には閉店してしまうので、お気をつけください。

　パラティコ駅舎跡にできたレストランです。何も使われていない時期の古くて汚かった駅舎も知っておりますが、建物がキレイに改装されて、まわりも整備されています。こちらで食事することもできますし、バールとして利用することも可能です。

　最後は、イゼオ湖の中に浮かぶヨーロッパ最大の島・モンテイゾラです。行き方は、イゼオ中心街・メインストリートの港側にモンテイゾラ行きの船があります。その船で約20分。モンテイゾラの桟橋に到着します。

イゼオから出航する桟橋の場所：

モンテイゾラに到着する桟橋の場所：

　夏休みなどのハイシーズンは賑わいをみせますが、普段は静かなこぢんまりした島です。イゼオ湖まで迫る急峻な山があり、山の斜面にしがみつくような感じで民家があり、坂の路地で各民家を結んでいます。

　坂を少し上がったところには小さな教会もあります。時間によっては開放されているようなので、中に入ることもできます。島を取り囲むように道が続き、イゼオ湖を眺めることができます。

　イゼオ湖岸の道沿いには、レストランやバールもありますので、イゼオ湖岸を散策しながら、休憩したい時には、それらの店を利用することができます。ただ、桟橋周辺と一部の地域しかお店が無いので、お気を付けください。

　フランチャコルタ地域のおすすめ観光スポットについてご紹介しました。イゼオ湖周辺は、近隣のガルダ湖やコモ湖に比べて、日本人とってはなじみがなく無名な観光スポットです。

　しかしながら、現地ではドイツなど周辺の国々からバカンスで来るリゾート地として有名です。基本的にはのんびりした街ですので、時間を忘れてゆっくりしたい時には特におすすめです。

　ワインとしてのフランチャコルタもグラスを片手に楽しめる素晴らしい場所です。美味しいレストランもございますので、フランチャコルタ地域に来られた時には、ぜひ訪れてみてください。